死期が近くなった父親の世話をしながら、父との複雑な思い出を振り返るブレイクの気持ちの変遷を追うドラマだったように思う。
過去(おそらく10代中盤から後半)のブレイクと現在のブレイクの姿を交互に描く。
父は優しかったが時おり厳しくブレイクを認めてくれないそぶりを見せ、また、母の他にも女性が一緒に過ごすという子供には不可解な関係を続けていたようで。
過去からずっとモヤモヤを抱えたまま、それでも大人になった。
ブレイクが大人になって父と改めて向き合うには時間が足りなかったという。
これは程度の差はあれど感情移入ポイントが多そうだな。
親と仲がよかったかどうかではなく、子供の頃理解できなかったことが自分が大人になることにより、わかってくる。だから今もう一度向き合いたい、そう思った時にはもう親は老いている。
抑えていた感情が一気に溢れだす姿はこちらももらい泣きしそうだった。
タイトル「最後に父に会ったのはいつですか?」ど直球だな。同名小説の映画化とのこと。
キャリー・マリガンが若き日のブレイクが思いを寄せる女性レイチェル役で出てる。