【闇に葬られる殺人事件】
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監督:ビリー・レイ
製作国:アメリカ
ジャンル:サスペンス
収録時間:111分
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キウェテル・イジョフォー、ニコール・キッドマン、ジュリア・ロバーツという中々の布陣でしたのでやや期待していましたが、何とも言えない普通のサスペンス映画でした。
2002年のロサンゼルスにおいて、FBI捜査官のレイとパートナーのジェスは犯行現場に駆けつける。そこには何とジェスの娘の遺体があり、驚愕してしまうのだが。。
他人事と思い、ふたを開けると殺されていたのが自分の娘だったという衝撃は想像を絶するでしょう。どれ程のプロの人でも私情を挟むと取り乱してしまうというものです。そこから、娘を殺した犯人を捜すというものですが、何故か上司にこの件は闇に葬られてしまいます。無論納得のいかないレイとジェス。レイは単独で10年近く捜査するのですが、そこで意外な事実が判明します。それは見てのお楽しみですが、個人的にはややインパクトに欠けました。
一番の見所は、エリート捜査官のクレアが犯人と思しき青年を白状させるところでしょう。彼の精神年齢を鑑みて煽っていくあの手法はプロだと感じました。緊迫感のあるやり取りで良かったと思います。
FBIと言えど、自分の身内が殺されたら勿論黙ってはいられない。人間はどこまでいっても人間だと言うことを気づかせてくれた作品でもありました。その恨みは果たしてどこに向けられるのか？好き嫌いが分かれそうですが、個人的にはもっとアクション要素があれば楽しめたと思います。とは言え、こういう作風を好きな方もたくさんいられるでしょう。
