きんゐかうし卿

ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビのきんゐかうし卿のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 

自宅にて鑑賞。オーストラリア産、原題"Wyrmwood(: Road of the Dead)"。全篇、彩度を落とした濁った色調。王道の聖書(終末論)や“ウィムウッド”なるのを持ち出す中、ゾンビの吐息や体液が可燃性なのは初の設定かも。音楽のM.ライラ、何かと斬新で、終盤日本刀のシーンでは三味線っぽいのが流れるし、エンドロールでの"Dr Funkenstein"はこのテのに不釣り合いなファンキーなデジタル・ナンバー。物語的に余り必然性が感じられず、全体にちぐはぐな印象でよく判らない怪作。60/100点。

・キャストやスタッフは、週末のみを使い製作したので、撮影を含め完成迄に四年を要したと云う。この間に“チョーカー”役のY.コヴィッチは役者を辞めてしまったので、画面に登場するのは五分足らずとなった。彼の科白や役柄の大半はJ.ギャラガー演じる“バリー”に引き継がれたらしい。

・B.ブラッドリー演じる“ブルーク”のタトゥーは左肩にツリー、右肩にドリームキャッチャーが描かれているが、序盤ガレージの梁から降りるシーンのみ右肩にツリーが見られる。

・鑑賞日:2016年2月28日