実話という触れ込みがなければ「ご都合主義すぎじゃあありませんか」と思ったかもなあ。
しかし配役も演技も楽しく、起伏の少ないほろっとくる展開で、こういうの見たかったんだよなー。そして誰かにも見てもらいたくなる。そんな作品。
「アパートの鍵貸します」を観た後もこんな空気感だったなあと思った。
いまんとこ今年見た中では一番の名作。
今年はまだ一本しか見てないけど。
ストーリーは社会的動物としての日本人らしさに溢れた農民版七人の侍。あるいは日本版ノブレス・オブリージュとも感じたけど、お役人様がどうとか、義務がどうとか考えるとそれは違うか、まあいいか。