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浅田家!のmanpatiのレビュー・感想・評価

浅田家!(2020年製作の映画)
4.8
映画賞の授賞式でプレゼンターである二宮和也が監督の名前だか作品名だかを間違えてしまい、お詫びに「僕のできることでしたらなんでもします」といった手紙を出したところからオファーに至ったという経緯を持つ映画。
企画の段階からニノの顔が頭に浮かんでたのかも知れないねと思うくらいハマり役と思ったけどもいかがでしょうか。

予告も面白そうでエピソードも素敵なこの映画を見たいと思いつつもやっと鑑賞。

予想を超えてきました。
前半は予告から想像したとおりの楽しい展開ながら時折り涙腺を緩ませにくる。

後半で岩手の海沿いの町が出てきて「これ、時代的に震災に繋がるんじゃない?」
「急に重くなるんじゃない」と予感させ、やっぱり繋がってくるんだけども、とってつけたような不幸ではなく、また重くなりすぎず、しかしあの時の、居ても立っても居られない、胸が詰まる感じはしっかり残せていた。そして悲しいばかりでなくほっこりさせる。

年末年始に相応しいいい映画を観れました。
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