Kou

ヴィジットのKouのレビュー・感想・評価

ヴィジット(2015年製作の映画)
3.6
普通のホラーを観飽きた方、
普段ホラー映画を観ない方、
そんな方にこそオススメの映画です。


まず、最初にオススメする理由はズバリ監督。
M・ナイト・シャマラン監督。
どこかで聞いたことありませんか?
実は『シックス・センス』の生みの親なんですよ。
(有名すぎて知ってる人には鼻で笑われますが)

まあ、そんな有名な監督が『シックス・センス』と同じジャンルの映画を10年ぶりに撮っているわけです、面白いに決まってますよね。



本作で個人的に特筆すべき魅力は2つ。
①先入観の裏をかいた綿密なストーリーテリング
②コミカルな会話の掛け合いと後味の良さ



まず①ですが、これ、そのまんま
『シックス・センス』の魅力と同じなんですよ。
あの映画を観る人皆、こう思うわけです。
「メインキャラクターを映画冒頭で殺すわけない」
そんな『先入観』を巧みに操ったからこそ、名作となりえたわけで。

もちろん本作にも同じく、先入観を上手く利用したトリックがあるのですが、それは本作を実際に観て楽しんで欲しいですね。



次に②ですが、個人的には①よりこれを推したいところ。というのも、ホラー映画の8割くらいが結局のところ後味が悪いんですよ(暴論)

だからこそ先に言っておくと、エンドクレジットで主役(姉弟の弟)がノリノリでラップを披露します。しかもラップの内容も、本作の後日談を面白おかしくまとめているので、まあ笑えるわけです。
「終わりよければ全てよし」とまではいきませんが、鑑賞後のさっぱり感は本作ならではですね。



また、姉弟や母親が、祖父母への訪問という恐怖体験を通じて成長していくのも本作の魅力。本作は、姉弟が幼いうちに父親が出て行ったというのもあって、3人ともそれぞれ悩みを抱えているわけです。

弟は極度の潔癖症、姉は父の面影を感じる自分の顔が嫌いで鏡が見れない、そして母は埋めようのない寂しさをどうすべきか悩んでいる──



だからこそ、あのラストにはホッコリするし、何より温かい。ホラー映画のくせに「家族の温かさ」まで伝えてくれるんです。

ホラーでありながら“ドラマ”、時折“コメディ”
オススメです。ぜひ観て感想教えてください!

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『Filmarksあるある』
・昔書いたレビューが酷すぎて吐き気がする
というわけで、せっかくなので、一年前に書いた
寒気のするレビューも載せておきますね😉😉😉


【クレイジーおばあちゃんを観る映画】
酒飲みながら友人とのめり込んで観てみた。ツッコミどころ満載で個人的には面白かったかなーって。
キャラが立っているので最後まで楽しく観られた。じじばばはもちろん、お調子者の弟としっかり者の姉もね。
ただどうしてああなったかが結局最後まで観ても分からなかったっていうのが、モヤモヤするなー
モヤモヤしっぱなしだったから逆に最後まで観れた(観させられた)のかもしれんけど。
ただラスト付近の展開はまさかの展開といった感じで、そこからの絶望感とかがいつもと違うタイプのホラーって感じで良かった。やっぱ本当に怖いのは人間やな…。


きっついね〜〜〜😉😉😉
一年前の語彙力、きっついね〜〜〜笑
「ただどうしてああなったかが
結局最後まで観ても分からなかった」
↑バカかな???



2018年5月13日 42本目
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