詩人・室生犀星の小説「蜜のあはれ」を映画化。赤を基調とした艶やかな演出が印象的でした。芥川龍之介が自殺の直前に訪ねたのが室生犀星だったが不在だったという話もなかなか興味深かった。不在でなければどうなっていたのか。勉強になりました。文学には疎いですがこういうエピソードを聴くともっと知りたくなってきます。
人間のみならず金魚にも幽霊にもモテモテなプレイボーイ作家を大杉漣がエロエロと演じているのが見てて楽しかった。
少女(二階堂ふみ)の生尻をマジマジと見つめてエロいこと言うし。おっ立っている自分のナニを見て「おお!今日は威張っている!」と叫ぶところとかめっちゃ笑った。原作にもあるセリフなのだろうか。
第一章(全四章)のタイトルが"あたいの初夜"でありながら、肝心の初夜のシーンがあっさりしすぎていたのが心残り。