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シン・エヴァンゲリオン劇場版のniwarieのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

4:3から16:9へ……
春、卒業。
エヴァりました。

アニメ版オンエア当時シンジ君と同い年(?
)この歳にしてエヴァンゲリオンをやっとちゃんと観始めた新参者ですみません。。

監督の業と自身の創作物と一緒に大人の階段登る瞬間を見せつけられて、親子の話、碇家の話だったのね。。と。

レディプレ
アイリッシュマン
ワンスアポンアタイムインハリ
ララランド(ハリウッド史)
ゴジラ(ギャレゴジ)
アンダーザシルバーレイク
テネット
ホーリーモーターズ

ここ数年、監督の映画(作劇)人生走馬灯の映画が増えていてここにきてまたもや……となったので監督という生物や生業について考えざるおえなくなってしまってる。

(映画や物語に限らずとも)作品は
作者がいなくなっても生き続けてゆける

その業に取り憑かれてしまう人間に
また魅了されてしまうんだろうな

今作はキャラクターも、ずっと観てきたお客さんもきっと救いにきていたのでそこはまた少し違うのかとも思うんだけども。
 
アニメ版の4:3はストーリーの内容も画面構成も内に内に向かっていっている印象で、それがさらに4:3に合っていたんだなと思った。(Mommyのイメージ)

16:9(劇場版)になってからどこかその鬱屈さが減少しているように感じたのも画面が広くなって開けているからなのかもしれない。
その画面の広がりを確かめたくて、4:3から16:9に上映前にスクリーンがガーっと広がる昔ながらのスタイルで上映してくれる劇場で観てきた(オタク…)

今作、前半は広角ミドルヨリとバランス良好な場面が多かったけど、クライマックス前は16:9なのにどんどん窮屈に密度高め煮詰めに煮詰めた画で引きとヨリしかなかったように感じてしまうほど、、濃かった、、、

最後の方に映るモーションキャプチャー用のカメラ3台(シンジ、アスカ、レイ仕様)の謎とラストショットの意味が庵野さんのプロフェッショナル(NHK)をさっき観てやっとわかった気がしました。

今回の記号、(繰り返しの)反復記号?終止線?はダカーポ(エンディングの曲タイトルver.)に戻るならフェルマータ(fin)は…
お父さんのDATの中なんでしょうか…29曲目から1曲目に巻き戻してた?もんね

今回の劇伴が微妙に80年代前後感、ダイアナロス…?ABBA?感があって、最後の最期にやはりアニメの頃からずっと流れてたシンジ君が聴いてたDATはお父さんのプレイリストなんだなとわかるのグッときた。

すべてのファンの皆様、本当におつかれさまでした。

しかし、監督自身の映画人生走馬灯映画をここ数年観ていてもそんなこと考えもしなかったけど、
今作のエヴァを観たらジョージルーカスのスターウォーズが観たくてたまらなくなって今更ながらものすごく哀しくなってきたので泣きながら沼に沈んできます。
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