ikumura

シン・エヴァンゲリオン劇場版のikumuraのレビュー・感想・評価

3.7
やっとみられた〜!
序、破、Qと3月中にコンプリートしていたものの(レビューあげなきゃ。。)
新年度忙しくなってさらに緊急事態宣言、、
劇場ラストスパートでサイン入りミニポスターなどの特典が貰えたのは嬉しい!
ついでにいうとプラス千円でプレミアシートにできて他人の存在があまり気にならないのはこのご時世嬉しい。。(笑)

何十年と思いや考察を深めてきたファンの皆さんにはかないませんが、
キャラクター一人一人にありがとうと言えて、
見終わってからもまた会いに行きたくなる締め方に感慨深い思い。
Qの説明不足を取り返すくらい、みんな自分の思いを語ってくれる。
あと、今回頑張るのが少年少女たちだけじゃないというところもポイント(笑)

最近橋本治の窯変源氏物語(なんと源氏の一人称で話が進む)
を読んでいて、これってアダルトチルドレンの話じゃんと思ったのだが、
90年代ってまさにその言葉が流行った時代なんだな〜と。
もともとのエヴァもアダルトチルドレンの話な気がする
(精神分析チックなとこも含め、庵野さんがおそらく積極的に取り入れてた)
んだが、その解決(?)の仕方が30年近くたった社会と創作者たち自身の反映なのかな〜、と。
この点については賛否両論ありそう。

いや、まあ、でもシンジくんあんなに面倒くさいやつなのにみんなから愛されすぎ(笑)

まあそういう意味で、旧劇場版の衝撃には叶わないけども、
決してあれを捨て去ったわけではなく、受け止めてのラストなんだなと。
そういう真摯さは感じた。
そして宇多田ヒカルの歌声が、やはりエンドロールにはピッタリだし、
このアーティストがこの作品に関わることになって本当に良かったなあ、と思った。
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