ryodan

フェアウェル さらば、哀しみのスパイのryodanのレビュー・感想・評価

5.0
2015-06-30

映画館で見れなくってやっと。なになにこれも傑作じゃん。やっぱ多言語映画は、面白い!それでスパイ映画となれば、なおのこと。「預言者」で出演していた、あの牢屋の主の役の人、仏情報部の役で出てました。この事件、事実らしいです。ソ連崩壊に追いやったスパイ事件。序盤から中盤は、スパイ映画と忘れるくらい、ほのぼの。画もキレイで、主人公の大佐と相棒の家電技師との交流が面白かった。ソニー・ウォークマンが小道具として出てくるとはね。そういう時代だったんだなぁ。後半から一気にサスペンスさが増していきます。スパイ映画の真骨頂、誰が何処のスパイなのか、誰を信じていいのか、全く分からなくなってきます。身の危険を察知したものが、逃げ、裏切る。結局、全ては米の掌の上で起きていたこと。この悔しさったならないです。大佐が、あのスノーデン氏とかぶるんですよね。彼は無事なんでしょうかね。
大佐のような最期はなしですよ。
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