ののな

メカニック ワールドミッションのののなのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

完璧に任務をこなすステイサムに惚れ惚れとする「メカニック」シリーズ第2弾!「ワールドミッション」は邦題。確かに何か国か巡るしいいんじゃないでしょうか。

凄腕の殺し屋「メカニック」から足を洗い、ブラジルでひっそりと暮らしていたビショップのもとに訪れた美女。本作のヒロインかと思われるほどの美人にもお構いなしに吹っ掛けていく冒頭、また任務とは無関係な痴話喧嘩の仲裁に手を焼く(船を焼く)シーンから、彼の人柄がよくわかります。その性格がクレインにばれているのも幼馴染あるあるというか、幼少期から殺し屋の修行を一緒にしてきたことが生きていていいですね(正直、ビショップ=ステイサムが、女性が殴られているときには助けに行くであろうということはステイサム映画を見てきた我々でも分かるんですけどね...)。

そしてクレインからのハニトラと分かって引っかかった振りをするビショップ、恋人の振りでしかないのに目線も仕草も超かっこよくて笑ってしまいました。夜の焚火のシーンで自分の出自を明かすシーンについては、やっぱり芯は殺し屋なので本当か疑わしく思ってしまいますが、子どものために身を挺してクレインに利用されているジーナの母性に惹かれてつい打ち明けてしまったのかなあと思います(多分そんなに深読みしなくてよさそう)。

でもやっぱりメカニックはどんな相手からの依頼でも受けるし恩師も恩師の息子も手に掛けるってところがいいんじゃないかなあ。そもそも殺し屋をやめてるから「やりたくない殺しでも完璧にこなす」っていうことなんだろうけど、モチベがちょっと前作と違いすぎるかなあ。ビショップという最強の殺し屋はもちろん、慈愛の強いヒロインジーナ、自分の強さ(脱出できた)と弱さ(クレインを見捨ててしまった)が原因で仇になってしまった旧友のクレイン、等の要素は魅力的なんですが、「メカニック」の第2弾としてはビショップのキャラをぶれさせてしまっているだけなんじゃないかなあと途中までは感じていました。

でも、そうではなかったですね。本作は愛する相手を見つけたビショップにとっての本格的な殺し屋引退映画だったので。過去の仇に決着をつけて、完全にまっとうな人生を歩んでいける状態にすることが目的なので、ビショップの人間らしさは出てきて然るべきなんですね。最後にすっきりして良かったです。


とにかくステイサムがかっこよかった!ジーナとのシーンはもちろん、特にクリル暗殺時とクレインの船に向かう時の飛び込みのシーンは流石イギリス代表だったこともあって美しかった~✨媚びない肉体美!クック暗殺の下見の際のスーツ姿もムッキムキなのにスーツ越しに見るとくびれてるのが本当に良くて。あと、水槽の演出は前作にもありましたね、今回はなんとガラス越し。自分だけのプールで呑気に泳いでて暗殺者と目が合うの最悪すぎる...。トミー・リー・ジョーンズは強そうで特別感があって流石でした。あとクレインとの最後のやりとり、「第三の殺し」、うまいなあ、あれ言いたかっただけじゃないかなとまで思いました。絶対死ぬだろっていう爆発も前作からのおなじみで◎ジーナと再開した時の笑顔がまた良い。

泳いでいるシーンが多かったのとステイサムがかっこよかったので☆5!人質をとられながら命のやりとりをするというものすごいストレス下でも任務頑張ってて元気もらいましたかっこよかった!
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