固唾を呑んで見守るとか、手に汗握るとか、ホラー系映画を見るときの表現はいろいろあるけれども、本作のタイトル通り呼吸をするのを忘れる怖さが一番恐ろしい。
呼吸を忘れて緊迫シーン明けに「ぷはっ」となるし、飲み物を一切飲んでなかったことに気づいたし、まったく釘付けになる恐怖である。
盲目の退役軍人の屋敷に忍び込んだ若い強盗団たち。しかし、盲目の老人は目が見えない代わりに音や感覚には敏感でした。最強の家主が強盗団に容赦しません。
そればかりか次第に明らかになる老人の秘密が身の毛もよだつ展開でして、最後の方の老人の狂った企みはトラウマレベル…。吐き気を催します。
見終わって、レビュー書こうとして、「退役軍人」の変換ミスが「体液軍人」になったのには笑いましたな。
