劇場で売ってた真利子哲也監督プロデュースのマリコーク(コーラ＋ブラッディオレンジ)ポスターを見て、ポスターに載ってる監督のドヤ顔が頭から離れず、観ている間もあまり集中できなかった。
泰良と付き人みたいな裕也の関係は、フランケンシュタインと博士、キングコングと興行師など怪物映画のフォーマットを踏襲してたり、あえて内面を無視したような描き方も、黒沢清と発想が近い気がした。恐怖じゃなくてニューシネマ風な青臭さと接続するのが大きな違い。
ワンカットの喧嘩シーンはずーっと同じなのでだんだん飽きてくる。せめて小松菜奈のキャラにもう少し魅力があれば。
ラストのタイトルドーンに監督のドヤ顔がまた思い浮かんでイラっ。全部マリコークが悪い。
