赤の女王 牛る馬猪ふの作品情報・感想・評価

赤の女王 牛る馬猪ふ2014年製作の映画)

製作国:

上映時間:89分

4.5

「赤の女王 牛る馬猪ふ」に投稿された感想・評価

ヒカル

ヒカルの感想・評価

4.5
前作『魔王』よりもエンターテイメントに振りきっていて、テーマ性も格段に分かりやすい。
嘉子姉ちゃんの孤高の女ヒーローキャラも観客にとってはお馴染みになっているので、余計な説明が要らず話がポンポンと進むのも観やすい。

天願大介流ファンタジー世界(本人曰くハーリーポッターを意識)は、『魔王』同様3.11後の混沌とした日本社会の戯画である。

現実がメルトダウンし、他者と自分との境界が溶け出した社会で、それを元通りに修正するか、溶けることを受け入れて生きていくか、それともどちらとも選択できずにいるか。何にしろ、これからの世界、現実逃避をした人間から退場していくのだ。