BTTF大好き世代なので、アクセル全開＋フライングモードを効果的に取り入れたデロリアンの冒頭シーンだけでもうサイコー！なのだが、それ以外にもさまざまなオタクコンテンツオマージュ盛り盛りで最後まで楽しめる傑作。日本発のキャラも多数登場することもあって、なんだか誇らしい気分にもなれちゃう。
メタバース世界の生活に現実の感触を持ち込もうとする突飛なデバイスが登場していたりと、やや冗談じみた世界が舞台だけれども、お話自体は観客の理解速度に合わせて展開されていくので、現在位置を見失うことはない。現実と非現実の両側面で進行していくストーリー設計もメリハリがあって良い。
新たな価値観をカネ儲けとして捉えるか、人類全体にとっての良き未来として捉えるか？なんて難しいことは考えずとも、とにかく楽しめばいいのよ。いいのよこの映画はこれで！
20世紀コンテンツの集大成を21世紀になって見られた感じで、大満足二重丸。
