巨大生物対決もだいぶ見飽きてきましたかね〜。しかも、今作は前作までヒーロー扱いだったゴジラがデュラン扱い。そりゃ〜米国民はみなコングの味方しますって。
お話の流れはこれまでの延長線で、世界に王はただひとり。どっちなの？って話なんですが、そこにまあありがちな人間の野望というか欲望が入り込み、どちらのファンも納得の終幕といった概要。
工夫を感じたのは、コングとゴジラの描写のしかたの違い。コングのほうは、やや非力だけど情のある裏切らない心強い相棒。一方のゴジラは、メチャくそ強い一匹狼。どっちについていく？ってなったらコングを選ぶよなあ。ま、主役をコングにするために共感性を上げる必要があったと思うのだけど「力を犠牲にしてまでも」この手段をこの国が取る、と言うのが少し意外であった。
このシリーズにはまだ続きがある模様。全体的にランペイジだとか、トランスフォーマーやらパシフィックリムだとかの参考作を通り抜けて洗練させてきた感じはあるけども、アクションがインフレ気味なのはもはやどうしようもない感じか？シナリオの妙で違った側面を見てみたいですかね。
