『全世界ポップカルチャー大団円』
今年言わずもがなはずせない作品。
巨匠スティーブンスピルバーグ監督最新作。
THE エンタメというものをもちろん予想してみたのですが、
思った以上に深いというか、非常にメッセージ性が強かったです。
メッセージはシンプルかつ、ずしんと来る感じでした
「現実こそリアル」ということ。
現実から目をそむけたくなってしまうことは多々あるけれど、
いろんなことがある現実だが、
自分が本当に幸せになるにはこの現実の中でしかありえない。
だからといって、こういうポップカルチャーがダメ、ゲームや虚構がダメというわけではないと思います。
この主人公のように、この「オアシス」での経験を通して、
自分にとって大切なものを見つけることができた。
もちろんそれは全く無駄ではないですよね。
こういう文化というものが、自分がどうにも立ち向かえないものに対する力を与えてくれる。
大切なものに気づかせてくれる。
そんなことを感じます。
「現実」と「虚構」は相対関係。
現実という前提があり、その物語や作品は生まれてくる。
この主人公が「オアシス」での体験を通して、現実へと突き抜けられたように、
芸術や文化といったものから、現実に対する力を得て、
その先のリアルへと繋がっていけるのではと、
いろいろ、ぐねぐね考えながら、こう思うに至った模様です。
なんかまとまりに欠ける感じになってしまいましたが、
読んでいただきありがとうございました!