こたつむり

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングルのこたつむりのレビュー・感想・評価

4.1
★ ジュマァァァンジィィィィッ!

これまた思っていたよりも面白い作品でした。
佐藤くん(仮名)にネタバレされる前に鑑賞して良かったです。

物語の基本構造は前作と同じ…。
なのですが「今どき、ボードゲームなんかで遊ばないよ」と言われたために、なんと「ジュマンジ」がテレビゲームに変化するのです。いやぁ。何とも意地らしくて前向きな姿勢。カワイイですねえ。今から“ジュマたん”と呼ぶことにしましょう。

そして、この“ジュマたん”。
1996年製なのに高性能。選択できるキャラクタは5人いるし、同時プレイ可能だし、何よりもオープンワールド。同時期に発売された『バイオハザード』と比べると、そのクオリティには格段の差があります。ジュマたん、優秀。

だから、とてもワクワクしましたよ。
子供の頃に『プラモ狂四郎』でバーチャルリアリティに憧れたあの気持ちを満たしてくれるのですからね。ジュマたん、素敵。

また、前作と世界観が繋がっているのも重要。
『リンクの冒険』で“勇者ロトの墓”があったように、時空を超えた繋がりってワクワクが止まらないのですよ。ジュマたん、最高すぎます。

それに本作はキャラクタが良かったですね。
冒険家、動物学者、パイロット、格闘家、地図学者…と多様なジョブを取りそろえ、それぞれの個性に意味があるのです。だから、誰もが活躍するし、その活躍を予想するのも楽しいのです。しかも、カレン・ギラン演じる格闘家は最高に魅力的。鼻の下がグググググンと伸びても仕方がない話ですよ。

まあ、そんなわけで。
偉大なる前作に肩を並べるほどの娯楽作品。
笑えるポイントは増えていますし、何よりも“ジュマたん”に萌えることも可能。選択肢は広がっていますから、童心に帰って楽しむのが吉です。

あ。でも、ひとつだけ注意点が。
家族そろって鑑賞するには微妙な下ネタのギャグがありました。×××をインスタにアップしたい…くらいならば笑えますが、×××が××したネタは…(この感想は全年齢向きなので伏字にしておきます)。
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