こたつむり

ミセス・ダウトのこたつむりのレビュー・感想・評価

ミセス・ダウト(1993年製作の映画)
2.5
♪ Doubt Doubt Doubt You
  肉を斬らせて骨も断たれた

“世界三大女装映画”のうちの一本。
あまりにも見事な女装が世間を混乱させたため、本国アメリカでは女装規制法が起案されたと言われている。また、これは余談だが、トランプゲームのダウトは本作が起源との説が濃厚である(民明書房刊『トランプ武術の秘密』より)。

えーと。
ウソはウソと見抜くことがネット社会では重要ですからね。偉い人も言ってました。クレームは受け付けません。

悪ふざけはここまで。
映画の感想を書きます…が。
ぶっちゃけた話、相性が超悪い作品でした。

いや、面白いのは分かるんですよ。
時折、笑ってしまったし、ホッコリさせようという意図も伝わってきます。一部の価値観に古臭いところはありますけど、致命的な“瑕疵”ではありません。

でもねえ。
なんだかむず痒いんですよねえ。
観ている最中、お尻がね。むずむずっとね。してね。こう、捩っちゃうんですよ。うひゃって。なので、何度も停止ボタンを押しちゃう始末。だって痒いんだもの。

思うに本作はファンタジー。
理想的な家族(親子関係を含めて)を描いたのでしょう。しかし、それは既に幻想だと分かっているんです。だって、現実はもっと複雑で面倒くさくて面白いんですから。

まあ、そんなわけで。
“世界三大女装映画”のうちの一本。
他の『トッツィー』や『ヘアスプレー』とは違って、家族愛が前面に出ているので、それを受け入れられるかが分岐点。というか、僕みたいな捩じりパンじゃなければ楽しめると思います。たぶん。

あと、ファミリー映画なのに際どい下ネタが入っているのは…80年代映画あるある、ですかね?(本作は90年代の映画ですけども)
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