これメッチャ好きなヤツだ。音楽好きは皆好感触なんじゃないだろうか。選曲はハッキリ言って通過ぎる(渋過ぎる)が映像とのシンクロがメチャメチャ凄い!もう完全にMVの手法そのまんまと言うシーンもあるし、全編リズム感やテンポの良さやノリで進行しているみたいな映画だと思う。
主人公のベイビーの天才的ドライブテクニックが堪能出来る冒頭の赤いスバルでのカーアクションは、観た事がないほど素晴らしい。しかしその後は少し面白いカーアクションと言う感じだろうか。
銀行強盗チームを率いるケヴィン・スペイシー演ずるドク がいいキャラで全体の引き締め役でもある様な気がする。リリー・ジェームズ演ずるヒロインのデボラが凄く可愛くてシンデレラとは全く違った魅力で良かった。彼女の働くレストランは何となくパルプ・フィクションのカップルが強盗に入るレストランに似ていたような気がした。全体的にポップな色遣いのセットも素敵だ。
私的には好きだがこの作品が一般的に高評価を得ているのはけっこう意外に思う。とにかく音フェチな映画なんだよな・・・。歩くリズムや札を数えたり銃声だったり、コインランドリーで複数の洗濯機がカラフルな色遣いのモノを回しているシーンですら音楽的に思えたり(笑)ちょっと言い過ぎだろうか。
アントマンでも観直そうかな(笑)