戦後のアメリカに実在した、権力者、マフィアのトップ、殺し屋の３人が時代の流れに翻弄されていく様子を描く。
アル・パチーノ×ロバート・デニーロ×ジョー・ペシの夢の共演を、スコセッシが監督するという奇跡。
バーヴェイ・カイテルもちょこっと登場。
この具材で作った料理が不味いわけがない。
特にジョー・ペシを久しぶりに見られたことが最高にうれしい。
あんなに声高くてあんなに小さいのにあんなに凄みを出せる人、彼を置いて他にはいない。
Netflixでは、撮影後の監督と主演３人によるトークも見られるので必見。
登場人物の若い頃の顔はCGを用いているが、仕草や声をそれぞれの年代で演じ分けるのが大変だったとか。
40代の設定であるはずのアル・パチーノの動作がジジ臭かったけど、本人に伝え辛くてヒヤヒヤしたという監督の話とか、
アル・パチーノと２人のシーンの撮影前、もしアル・パチーノがキレるアドリブ演技かましてきたらマジ対応不可なんだけどってビビってたっていうジョー・ペシの話とか、
レジェンド達による裏エピソードが超楽しい。
これ見ると、デニーロって物静かで職人肌の人なんだなってすごく思う。
期待通りの極太な内容で、決して飽きない3時間半。
ラグビーも終わったし、男の物語が見たいならコレっきゃない。
