主人公のフリアンはゲームクリエイター。ゲームに登場するモンスターをデザインするのが彼の仕事。ある日在宅勤務中、隣人の家の火事に気付き少年を救ったことから、彼の中の「怪物」が疼き出す。
Filmarks主催の試写会にて。
ベルムト監督のデビュー作『マジカルガール』が衝撃作だったので、今作もマークしていた。
ネタバレにならない範囲で語ると、『正欲』という作品が本来描こうとして描けなかった真のタブーに、真正面から向き合った映画だった。
終盤でのフリアンの眼が、彼がデザインしたモンスターそのもので身震いした。あの長回しの10分間は永遠に脳裏に焼きつきそう。
そこからのラストも恐ろしいんだ。それまでのストーリーも違って見えてしまうような戦慄の展開は、本当に見事だと思った。
映画ライター高橋諭治氏が試写後のトークイベントで言っていた通り、この映画はタブーと許容範囲の境界線の引き方について問いかける作品である。
そしてその境界線は、私にもわからない。
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