たまこ

異人たちのたまこのレビュー・感想・評価

異人たち(2023年製作の映画)
3.6
スランプ気味の脚本家アダムは、ロンドンの閑静な住宅街に暮らす。幼い頃両親を亡くした喪失感から孤独な生活を送っていたが、ある日ふと両親の住んでいた家を訪ねてみると、そこには不思議なことに当時のままの姿の父と母がいた。

試写会にて。

山田太一の小説の映画化とのこと。
80年代に大林宣彦監督で一度映画化もされてるそうで。
どちらも未見なので予備知識なく観ることができた。

強い孤独感を抱いていたアダムが両親に再会し幼少〜青年期を追体験するような形になる。ゲイであるために幼少期からイジメられていたことを父親に打ち明け、彼との確執が解れていくシーンは胸に迫るものがあった。

そんな折、同じマンションの住人ハリーと恋仲になっていくのだが、彼との関係と両親との秘密の逢瀬の狭間でアダムが取った行動が、思わぬ事態を招いてしまう。

登場人物が極端に少なく、
それぞれの人間関係の機微を丁寧に丁寧に映し出した美しい作品だった。

ラストは切なすぎて、サントラ聴きながらまだ余韻に浸ってる。


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𓅺

#アンドリュースコットを始め4人の役者が上手いんだ
#Frankygoestohollywoodにpetshopboys
#懐かしの80s曲の数々がまたメランコリックでいい

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