『その物語は、愛なのか、復讐か何なのか…』
今作で、マイケル・シャノンが、
第89回アカデミー賞、助演男優賞ノミニー。
昨年「シングルマン」を鑑賞し、一気に自分の中で注目度が上がった監督、トム・フォード。
劇場では見れず、ようやくレンタル解禁。早速鑑賞!
いや、冒頭からスリリングな雰囲気に、もうどんどん物語に引き込まれる感覚…
最近では、「さよなら、ぼくのモンスター」を見たとき以来の感覚といいますか、作品の引力にどんどん引き込まれました。
社会的成功も、素晴らしい夫も、すべてを手に入れたように見えて、主人公スーザンは心満たされない生活を送る。
あるあるといったらですが、成功者=幸福というわけではない。
盲目的に社会的な成功等を追いがちですが、
「自分にとっての幸福は何なのか」
それを、ちゃんと理解し、追うことの方が大切だよなと改めて。
音楽の使い方は、トム・フォード節といいますか、非常にシングルマンに近いものを感じ、丹精につくられているのだなあという印象。
スーザンが、元夫のエドワードに思う感情。
過去を振り切っているように見えて、現在の夫とうまくいかず、未練の影も見受けられる感じ。
エドワードの物語を読みながら、彼女の中で起こる変化や感情の動きを、エイミー・アダムスさんはかなり丁寧に演じていた印象。
引き込まれます。
まだ、自分にはわからない部分も多し(笑)
他のレビューを参考にさせてもらいます。
もう、役者だけでおなか一杯感満載の作品でした(笑)
なんとも言えない余韻が後に残りましたね~
シングルマンと同様に、また時間がたったら見返したい一本になりました!