がらくた犬

22年目の記憶のがらくた犬のネタバレレビュー・内容・結末

22年目の記憶(2014年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

私は韓国俳優おっさんずラブで
ソル・ギョングっていうだけで
何の抵抗も不安も迷いもなくて
朝一で観に行ってしまいました

いつもの韓国ノワールではなく
史実に基づいた実話…でもなく
ファミリーヒストリーでもない
ストーリーも淡々としているし

ギョングさん演じる無名の役者
彼は初の南北首脳会談のための
リハーサル要員として選出され
北の思想・所作を叩き込まれて
北の首脳を演じる使命を受ける
しかし初の首脳会談は実現せず
大役を命じられた売れない役者
洗脳の呪縛から解き放たれずに
北の首脳…になりきってしまう

ギョングさんは…凄いんですよ
狂っちゃってからのあの表情が
目が逝っちゃってるんで…ハイ
ホント気持ち悪かったですもん
一目で正気じゃないんだ…って
うすら笑みを浮かべながら…ね
目が…目が…死んでるんですよ

あと…まつ毛が私より長かった

子供時代を長いこと観ていると
パク・ヘイルって出てくるの?
なんて思い始めてや〜っと登場
先に"南漢山城"を観てたからか
あれ?ヘイルさん若くないか?
私が観た順と制作順が逆でした
しかも大学教授かなと思いきや
悪徳商法の元締めのチャラ男…
この方も演者の振り幅が大きい

が…お兄さんで通用しますので
韓国おっさんずには入れません

ラインナップはアラフィフ以上

本作は登場人物もわりと少なく
設定には色々と無理もあるので
つっこみどころも満載でしたし
韓国の闇とか陰謀とか任侠とか
南北のアレとか…ゾワゾワとか
ドンパチもグサグサもないから
期待外れ…つまらない…なのか
朝一だったからか…空いてた…

私はドラマとして評価するので
なかなかの良作かと思いました

邦画"22年目の記憶"
原題"私の独裁者"
英題"My Dictator"
しかしタイトルが微妙すぎる…