たき

レディ・バードのたきのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.5
なんでしょう、またまた勝手になんの根拠も前情報もなく、なんとなくもっとぶっ飛んだおはなしかと思い込んでしまってました。
なんとも王道の、珠玉のジュブナイル。もっと早く観とけばよかった。

親にもらったものとは違う名前を自称して、とにかくここじゃないどこかへ行きたい彼女。
なかなかに痛々しいことこの上ないのだけれど、気持ちが痛いほどよくわかるのも事実。
なんせ母親がぶきっちょすぎる。言わんでいいこと山ほど言っちゃう。そら違う自分にもなりたくなるってもんで。

愛って難しいですな。ただひたすら注げばいいってもんじゃない。ちゃんと相手に届くようでないと。

母親との別れと、父親にてサルベージされた手紙に思わず大号泣。
からの、泥酔しながらもしっかりとほんとの名前で名乗りを上げる彼女にさらに追い討ちをくらいました。
もう他の名前は、いらないですもんね。

シアーシャ・ローナン。よいですな。今度はちゃんとわかった。←ちゃんと鍛えろ。
ティモシー・シャラメは安定のクズ野郎。なんでこんな役ばっかなんやろう。笑。
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