まいたけ

レディ・バードのまいたけのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
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最近観てきた映画の中では、比較的のんきめな話。しかし高校生とは。前知識なし、メインビジュアルの印象のみのイメージでは、もうちょっと年上なのかと思ってたけどさすがに西洋の方は大人びてらっしゃる。

グレタ・ガーウィグ監督作品ということで、もっとこじらせた人が出てくるのかな、と覚悟していたけど…ぜんぜん普通! むしろまともないい子に思えてくるくらい。ご本人というよりこじらせ女子を求められているだけなんですねきっと。

へんな名前、派手な部屋、少し派手なヘアー、アイデンティティ、反骨心、自己顕示、みんな覚えがあったけど、もう恥ずかしい、というよりはどちらかというと親目線に近かったことに自分でも驚いた。
ムッスメがまたわけわからんこと言うてる…自分にも覚えあるけど、正直年頃の同性の子どもとの距離感難しい! もうわからん! ていう母の声が聞こえた気がした。子ども目線の映画で大人を等身大で感じることは珍しい気がするけど…自分が年とっただけかもな。

ムスメの成長と母の葛藤と。そうした理屈からはだいぶ距離のある、最後の最後のシーンがとてもいい。
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