『無理か(実写化)どうかは改変が教えてくれるさ。』
正確無比な演奏で数々のピアノコンクールで優勝し、ヒューマンメトロノームと揶揄された有馬公生は母親の死をキッカケにコンクールからも遠ざかっていた。
高校2年生になった4月に幼馴染の澤部椿を通じて、ヴァイオリニストの宮園かをりと知り合う。ヴァイオリンコンクールで、かをりの圧倒的かつ個性的な演奏を聞き、公生の世界がカラフルに色付き始めるのだった。
新川直司原作の同名マンガを実写映画化。
原作、アニメも視聴済で鑑賞。
映画単体としては青春映画としてはスコアは2.8。マンガ原作としての出来上がりは、そこからマイナス0.5。
原作が大ヒットした要素を踏まえてない。公生の音楽への産みの苦しみ。マンガでありながら音楽の表現力。中学生(書き間違えじゃないです)であるコトの青春群像劇。
恋愛にふるのか演奏にふるのか、どっちつかずなのがもったいないなぁという印象。
良くも悪くもフジテレビ製作映画だなぁという感じ。
監督の演出、プロデューサーによって、これだけ演者も変わるんだと痛感した。
監督デビュー作の「ただ君を愛してる」が好きなだけに残念。あの時は趣味のカメラを通して惹かれ合う2人を上手く描いていたのに。主演の2人もカメラ素人ではなく趣味でカメラを触ってきた2人をキチンとキャスティングしたのになぁ。
マンガ、アニメ視聴済だとガッカリするコトが多い。
コレが地上波の2時間SPドラマなら及第点という出来だった。
動画レビューはコチラ
https://youtu.be/pfMNY2d5DPQ