nt708

ラブ・アゲインのnt708のネタバレレビュー・内容・結末

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

いちいち演出をカッコつけていて、笑ってしまった(もちろん誉め言葉である)。最初こそ男性の心の穴を埋める存在として女性を描いている点、女性は○○な男性に弱いといったステレオタイプを明言してしまう点に違和感を持ちながら観ていたが、女性の視点から男性を見る描写が増えて以降は本作が思った以上に思想的バランスに優れていることに気が付いた。

と、難しい話は置いておいて、本作のあの展開には正直驚いた。ラブロマンス映画に修羅場はつきものだが、その修羅場をあそこまでどたばたとコメディカルに描けるのは素晴らしい。それも軽すぎず、重すぎずの絶妙な塩梅だから憎たらしい(これももちろん誉め言葉)。邦画で本作のような不倫がらみの恋愛映画をやるとどうもしっとりしすぎて笑えないことが多いのだが、一体この違いは何なのだろう。この辺を検証したらまた新しい発見があるかもしれない。
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