ママがとても凄い。あの状況であんな子を育てられるとか凄いとしか言いようがない。ジャックが無垢で賢くて優しすぎる…。
予告だとなんだか脱出さえすれば明るい未来が！みたいに見えるけど、そこからがむしろ大事な映画。
インタビュアーの発言に虫酸が走るのは、この国でもよく見るタイプの人だからかな。自分は安全な場所にいて、誰のためにも何一つしていないのに、どうして追い詰められてどうしようもなかった人たちに「こうするべきだった」と偉そうに言えるのかしらん。とても不可解。同じ状況にいたら彼女と同じことすらできなかったでしょうに。
でも一番悲しかったのは、ママとそのママのシーン。
ママの言いつけを守った結果がこれなら、じゃあそんな育て方をしなければよかったんだろうけど、そうやって育った子供をママのママパパはそんなに愛したかしらん。ジャックはそんなに愛されたかしらん。
とてもやるせない。呼吸苦しくなるくらいボロボロ泣いた。
ジャックの存在が最後までとても眩しい。
めちゃくちゃしんどいけど、大好きな映画。
