開始早々、映画オリジナルシーンにうっかり違和感を抱いてしまい、以降さっぱり集中できなかった。スマホの扱いとか気になってしまう性分。
原作とアニメその他は完全なる別物！と割り切って観賞するスタンスなのに、最初の躓きで諸々失敗。なまじ原作を知ってるだけに、このシーンは映画では重視されなかったんだなーとか、音で伝わりにくいから言い回しを変えられたんだなーとか、どうでもよいことばかり頭に浮かんでしまった。ちょこちょこ別世界の空気感が混じるのは、違う人たちが作ってるんだなぁと実感する意味で嫌いじゃないのだけれども。
たぶん、作品的に印象に残るシーンにしたかったんじゃないかなーという静かな場面で、客席側のお茶の間感満載なお喋りが響き渡っちゃったのもなかなか。でもアニメ映画ってこんな感じだよね。という気もしている。
手持ちカメラみたいな映像が結構長くて、盛大に酔ったのも敗因のひとつ。映画館でこんな体調不良になったの久々で、終わるまで無事でいられるか戦々恐々だった。通路側の席にしておくべきだった。実写なら事前に映像技法とか分かってることが多いから、対策もできるのに。
33.5巻はボリューミーでとてもよかった。しかしながらこれは映画の感想ではない。
