地球へ

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男の地球へのレビュー・感想・評価

4.0
冷戦時代のアメリカで、赤狩りに立ち向かった脚本家の物語。

「ローマの休日」、「パピオン」等の脚本を書いた主人公の知られざる人生には驚きました。
既に著名な脚本家であった主人公は、赤狩りに反対する意志を貫き、名誉も地位も失っています。
しかし反骨精神の強い主人公は負けないで意思を貫く。
彼を支えた友人、家族は本当に素晴らしい。
また、家族崩壊を救った奥さんは本当に素晴らしい、日本流に言えば「内助の功」であろうか。

最後に報われるストーリーで良かった、観ていて安堵した。

主人公を支えたカーク・ダグラスはカッコ良かったが、ジョン・ウエインには少しガッカリした。
元レーガン大統領(当時は俳優)とケネディ大統領も登場していたが、対照的で印象に残った。

チャーリー・チャプリンも赤狩りの犠牲者だったと思う。

冷戦時代の社会ではこのような不幸な出来事もあったと考えると、どちらか一方を責めるのも如何なものかとも感じた。

エンドロールの実写フィルムも最後まで楽しめて良かった。

改めて「ローマの休日」を見直し(DVD)ましたが、王女と主人公が妙に重なりました。

試写会にて鑑賞。
とんかつの和幸が協賛、お土産にハーフひれかつサンドを貰ってLuckでした(ご馳走さま)!
地球へ

地球へ