きんゐかうし卿

モンスターズ/新種襲来のきんゐかうし卿のネタバレレビュー・内容・結末

モンスターズ/新種襲来(2014年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

 

自宅にて鑑賞。英国製、原題"Monsters: Dark Continent"。続篇の名を借りた戦争映画。舞台も前作('10)の中南米から中東へ変更された。全篇、彩度を落とした色調で統一し、『ブラックホーク・ダウン('01)』や『ハート・ロッカー('08)』に近いテイスト。反勢力も交えた三つ巴の戦争を描くが、あくまで“MTR”は前作からの連続性を保つ為だけの様なあしらいで、極端に云えば無くても成立する。観たかった続篇はこれじゃない。ところで12週と10日って13週と3日なのでは?50/100点。

・敢えて前作('10)との共通点を捜すなら、サバイバルロードムービーと云った処か。不気味で出し惜しみする様な『エイリアン('79)』から出ずっぱりの戦争映画になった『エイリアン2('86)』の流れに似ている。“MTR”が終盤、夜に咆哮し乍らクラゲの様な胞子を撒くシーンや逆光の中、もがくラスト間近のカットは雰囲気があって佳かった。ただ前作が気に入った方は、これじゃない感が終始、付き纏ったのではないか。

・鑑賞日:2016年1月19日