KenichiAkagawa

ハンガー・ゲームのKenichiAkagawaのレビュー・感想・評価

ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)
3.3
舞台は、戦争を抑制するため、各地区から少年少女を選抜させ殺し合いをさせる通称「ハンガーゲーム」を開催する独裁国家。妹のかわりに自ら志願した主人公カットニスのサバイバルの物語。

日本ではあまり評価されてないように感じる「ハンガーゲーム」の1作目。自分は最初ジェニファー・ローレンス観たさにチャレンジしたのですが、独特の世界観に引き込まれてしまいました。

独裁者に統治され抑圧された世界が舞台なので、個人的には非常に感情移入しやすかった。ただ、激しいバトルが中心かと思いきや、それ以前の背景部分で1時間以上を費やす展開には、正直拍子抜けの感もありました。また、各地区から選抜した子供同士でバトルロワイヤルを繰り広げることで、戦争を抑制できると考えているのか、個人的には非常に謎でした・・・絶対民衆から不満でるでしょ!と思ったら、案の定です。

中で微妙なのはカットニスと同地区のピーターとの関係。これがよくわからない。正直ピーターにそれほど肩入れできない(汗) ほろりとくるのはカットニスと仲間になる女の子ルーの結末。これがシリーズ全体の鍵になってる気がします。

内容以外で、音響面ではしっかり作りこまれてる印象で、アトモス対応でないにもかかわらず、なかなかの音の移動感が味わえます。そっちマニアの方はチェックしておきたい作品かも。
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