ばーどイヌサンローラン

ノー・エスケープ 自由への国境のばーどイヌサンローランのレビュー・感想・評価

3.3
予告編を観てから待ちに待っていた作品。ホントは5/1の試写会で少しでも早く観たかったが、ハズレてしまい…。なので初日に鑑賞!






ガルシアの魅力炸裂ですよね!


ガルシアの為の、ガルシアによる作品!


ガルシアファン垂涎です!勿論、わたしも垂涎💓




アラフォーになっても、いまだとどまることのない少年のような魅力を放っているガルシア、本作ではテーマがテーマだけにあまり笑顔のシーンがないが、唯一の笑顔のシーンでチャームポイントの八重歯がチラリ!もうノックアウトです!





公式サイトによると、本作はソリッド・シチュエーション・サバイル・エンターテイメントってことになっています。なんだか舌を噛みそうな…




原題『DESIERTO』(砂漠)





砂漠の中の鬼ごっこ。



人間狩りー




狂ったハンターに標的にされちゃうのだ…





国境越えをするメキシコからの移民たちは武器も持たず丸腰で、水も殆どない、隠れる場所もない摂取50℃の砂漠。勝算はあるのか?ただ一方的に殺されるだけなのか。



極限まで削ぎ落とされたシンプルで緊張感のある構成に観ているこちらまでジリジリと追い詰められていく感覚。息つく暇もない。




結構、グロいシーンも多くPG12に指定されてますが、それ以下にも全然普通に見せてもいいと思います。こんなことが世界のどこかで行われるというリアル。しかもトランプが『アメリカとメキシコの間に壁を作る』という大統領令で、にわかに注目されているこの国境問題。日本にいたら、こんな境遇、やるかやられるかなんてことに出くわさない。でも世界ではこんなことが起こっているのだ。現代のジャストでリアルを描いた本作は、是非、規制をかけずに、子供から大人まで観てもらいたいし、知ってもらいたいし、もらうべきなのでは









監督・脚本・編集・製作:ホナス・キュア(息子)
製作:アルフォンソ・キュアロン(父)/カルロス・キュアロン(監督の叔父)
って親族総出!