このレビューはネタバレを含みます
うさぎ狩り感覚で殺してくる。動機のわからんオッサンが1番怖いよね。
こいつが主人公なのは明確だ。どう見てもキャラが濃すぎる…
弱者たちを無差別に殺しまくるキチガイハンター無しには存在しない映画なのだ。
トラッカーの死に泣き崩れるサム。普通だったら忠犬への愛に心打たれる場面も、この映画では奇妙なサイコパス感を演出している。
一方で、サイコパスにどうやら狙われてるくらいの情報量で逃げまくる不法入国者たち。
シンプルに地獄。身ひとつで走り回る無力感よ…
生命力を削ぎ落とすような砂漠も。じっとり体力を奪っていって、絶望を際立てる…
良くも悪くもそれだけでした。
不法移民たちの設定もよく分からないw
アメリカに妻子がいる?それはいいけど、あんまり妻から信頼されてない?w
両親がボディガードを雇って不法入国を促した?こんなに危険だとは知らずに?
じゃあなんでボディガード雇ったw
そのボディガードは、嫌なことしてきたけど、流石にあんな死に方はひどいわ?なんだその中途半端な感情はww
こっち側ももう少し不法入国しなきゃいけない動機とか背景とか、仲間同士の人間模様とかあっても良かったんじゃないかと思う。
ただね、砂漠で文句を言っても仕方がない、絶望感味わいたくってこの映画観てんだろ!黙って逃げ回れ!