知的なSF映画。
大人が静かに楽しむ映画。
●あらすじ
舞台は現代のアメリカ。
地球の各地に巨大な物体が「12」出現する。
そして知的な宇宙人が話しかけてくる。
だが誰も理解できない。
だからアメリカ軍が主人公(言語学者)を呼んだ。
荒唐無稽な話だが、演出に(コメディのような)荒唐無稽さはなかった。また、お馬鹿でうるさい人物も出て来なかった。
では、ネタバレ進行で。
地球側と地球外生物側は話が噛み合わない。
だから、友好的な宇宙人なのに敵対してしまう。
そのとき、主人公の女性学者は未来を観る! そして問題を解決する。
彼女には子供がいた。悲しい別れをしたが、そんな悲しい過去が謎を解いてくれる。実は、その我が子とは上手くいっていなかった。だからこの映画のテーマはコミュニケーションだろう(私にはそうだった)。
子供がいた?
私は勘違いしていた。
他の人の解説を読んで理解した。
とても良い映画だった。
またいつか観たい。
●余談1
この映画、今の日本の安倍総理とその妻、麻生副総理には(全く)理解できない内容だろう。知的なコミュニケーションが主題の映画だから。
●余談2
メインの登場人物が少ない映画。2人の学者と、少女1人と、軍人が数人だけ。また、馬鹿な庶民が出ない映画。
たぶん、明石家さんまも理解できない映画の気がする。
今の私は完全に理解していないだろう。
だから再見時に発見がある筈だ(年末にまた観たい)。