序~中盤は、退屈な主人公の人生にリンクするように退屈な描写が続くが、それを覆す終盤のカタルシスがヤバイ。
落下させられてからの水辺での“家族”がひとつになる流れが美しい。
キャラが多いが余分なキャラが居ない。出しゃばりすぎないがちゃんと立ってるし、見分けも付く。
クライマックスに至るまでにしっかりと必要なキャラばかりが明示されているのも好印象。
子供向け映画としては、コミック的なキャラは少ないし、子供が「つい真似をする」ような描写も少ない。
だが、その分人生を生きた説得力のあるガイコツたちが揃っている。
やや宗教色が強い作品では有るが、大事な家族、という感覚がすごく伝わってくる良作。
「大人の視聴にも十二分に堪えるし、子供も退屈せずにみられる」という真のエンタメ作品に付けると決めている称号である『ファミリー向け』を付けるのに迷いなし。
オススメです。