KHinoji

キングコング:髑髏島の巨神のKHinojiのレビュー・感想・評価

4.2
予告でバカ映画っぽくって興味はあったので余裕があったら見よう…と思ってたけど、結局レンタルBDで最近見ることに。
この手のSF/B級映画らしく、リアリティ=ゼロのオバカな設定や展開はもちろん多々でてきますが、全体としては結構マトモなストーリーだと思いました。
特に、キングコングが人類の敵ではないことに徹しているのには好感度。
あと、今までのコングものと違って、コングと人間の女性との恋愛的設定は全くありませんので、そこも怪獣モノ主体に考えると正しい判断だと思いました。

この映画の売りは、コングが大暴れする各種の対戦シーンにつきるでしょう。
冒頭からコングvs人間のヘリ軍団で、猛スピードでアクションが展開していきます、人間弱すぎ(アタリマエか)。ラストの怪獣対戦は結構グロい部分もあるので、弱い人は覚悟してみましょう。エヴァとか好きな人にはむしろ好みかも… そういや、敵怪獣って、エヴァの量産型にしかみえないなぁ?

いわゆるオバカ映画/B級映画に耐性がある方なら、娯楽映画として一見の価値はあると思います。…さらに色々と考えさせられる部分もあります(サミュエル・L・ジャクソンふんする軍人の設定とか、ベトナム戦争の犠牲者だよね)。

ラストシーンは、東宝怪獣の使用権を手に入れたら今後、怪獣映画をどんどんと作っていくぜ!って予告でしょうね。話の設定自体、前のハリウッド版「GODZILLA(2014) 」と一部共通させているようですし。さて、どうなることか?
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