“史上最高の女性スナイパー”
第二次世界大戦でナチス兵309人を射殺し、“死の女”と呼ばれたソ連の女性スナイパー、「リュドミラ・パヴリチェンコ」の生涯を描く。
Wikiを観てみますとこのパヴリチェンコはキーウ近郊の出身とあるので、ウクライナ人ですね。
こんな時ですから何だか考えさせられます。
それはさておき、感想ですが
自ら軍に志願し狙撃手となったパヴリチェンコの大戦中の活躍とその前後を描いているのですが、全体的に少し駆け足気味なのでポイントを絞って描いて欲しかったかな。
恋愛要素がところどころで物語に絡んでくるんですが、そのせいで、描きたい事の焦点がボヤけてくるんですね。
なんか、メロドラマ観ている様な気分になるのでもう少し抑えて欲しかった。
まあ、女性らしさの演出だとは思うのですが、知りたいのは恋愛ではなく女性ながらも兵士という苦悩や逡巡みたいなものを主題にして欲しかったです。
敵のスナイパーとの消耗戦やプロパガンダとして消費されていく姿など良いシーンもあったので惜しい作品でした