このレビューはネタバレを含みます
“ままーうーうううー”
再鑑賞です。3回目!
主演のラミ・マレック!
凄いですよねー、まるでフレディが憑依したみたいでした。
こんなに、フレディ役をやって違和感がないのは多分この人か神奈月ぐらいじゃないかなぁ、笑。
初見時、あまりに他のメンバーも似ているのでドキュメント観ているかの様な錯覚に陥りました。
ストーリーなんて全く追わずにメンバーの挙動や所作ばかりに注目するというアホ過ぎる観方をしてしまいました、笑。
で、表題曲「Bohemian Rhapsody」
Queenの代表曲のひとつであり僕も大好きな一曲です。
高校生の頃から気になっていたんですよね、「Mama, just killed man 」ここの歌詞です。誰を殺したの?
曲の中の主人公、まあ、フレディだと仮定しましょう。
フレディは誰を殺してママに謝っているのか?
僕が思うにはフレディが殺した人物は自分の事、つまり自分自身を殺したと歌っているのでしょう。
この歌詞は自分自身を殺したいほどに罪悪感を感じていたフレディ自身の心情を歌ったものですかね。
1975年当時のフレディは自身がセクシャルマイノリティである事に気づき自己のアイデンティティに苦しんでいました。
ゾロアスター教の厳しい戒律の中で育ったフレディ、そんな背景もあって「いっそ生まれてこなけりゃよかった」とまで苦しみ助けを求めている、この「Bohemian Rhapsody」はそんな曲だと僕は解釈しています。
この映画が内包しているテーマは「家族、仲間」かな?
フレディがセクシャルマイノリティである事に悩み傷つきながらもメンバーや恋人とどの様な関係を築いていたのか?
最期はHIVに冒され非業の死を遂げるフレディの人生とはどんなものだったのか?
それを知る上でも
「Bohemian Rhapsody」という楽曲は表題曲になるに相応しい意味を持つ唯一無二の曲であると思います。
ごちゃごちゃ書きましたが
最後のLIVE AIDのパフォーマンスでブチ上がれば何でも良いよね!みたいな気がしなくもない、笑。
うぃーうぃるうぃーうぃるろっくゆー!