“眩い幻影”
エロイーズとサンディ
対照的な2人が夢を追うストーリー。
ホラーですかね？
タイムリープホラーサスペンス…まぁ、なんでもいいんですが、笑。
2人は夢の中でシンクロしエロイーズがサンディの追体験をする事でサンディから影響を受けていきます、自信をつけていくって感じかなぁ。
エロイーズが自己肯定感が低いのに対して、サンディは自信に満ち溢れているという点で対照的。
共通点としては2人共夢を追っている事でしょうかね。
しかし、サンディは男達の性的な欲望の対象となり身体と美貌を搾取されていきます。
シンクロしているエロイーズは、それにともない現実世界で精神的に壊れていく…対照的だった2人が重なり合って見える様な気がする瞬間です。
途中、ミスリードを誘う展開があるんですが見事に引っ掛かりました、まあ、そういうの大体引っ掛かるんですが笑
2人を分けた違いはなんだったのか。
エロイーズには祖母やジョン、身近に助けてくれる存在がいた事が大きいような、それと、やっぱり夢を掴むという希望だったのかな。
サンディは夢破れちゃうから。
鏡をつかった演出が多用されていて印象に残りましたね。
対比や同調、真実を写したり。
色んな意味で効果的だったのではないでしょうか。母親との場面でも使われていましたね。
あとはやはり、幻想的なロンドンの街並み、華やかなファッション、60年代の魅力的な音楽、見所はこの辺にも。
ラストあたりは触れませんが
鑑賞後、しばらく夢の中に取り残された様な不思議な感覚になりました。
微妙に理解しきれていない場面もありそうなので何度か観る事になりそうなぐらい、好きな作品でした。
