緑色のモナカ

キングスマン:ゴールデン・サークルの緑色のモナカのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

※一部前作に言及しています。

いや~、面白かったです!新年早々の当たり作品でした。前作のスタイリッシュさとブラックユーモアを引き継ぎながらも、キャッチコピーの通りのアクションが爽快でした!新たなスパイ道具もロマンを感じる作りですし、後半の敵地潜入はスピード感があって良かったです。

何より、前作ファンには嬉しいハリーの復活!記憶を取り戻すまでの流れが感動的でした。蝶のコレクションについて拾って来るところもですが、師弟愛とパートナー犬への思いに目頭が熱くなりましたね。前作からのお約束、マナーを語るシーンも不発とは言え、格好良かったです。

そして、前作ラストからの流れで王女様と真剣交際してるとは…!こちらは素直に驚きでした。スパイらしからぬ、エグジーの誠実な対応も素敵でした。ラストのハッピーエンドにも納得です。

新登場のステイツマン勢の濃さや活躍もなかなか。破天荒な強キャラらしいテキーラの活躍が見られなかったのは残念でしたが、ウイスキーやジンジャーは見せ場もありいい感じでした。敵ボスのポピー(ジュリアン・ムーア)のキレっぷりも序盤からぶっ飛んでました。そして、エルトン・ジョンの存在感には脱帽!作中最も美味しい役どころなのは彼かもしれません。

満足度の高い作品ではありますが、前作鑑賞済みを前提としている作りですね。見ていないと一部のストーリー展開が分かりにくい(前作の顛末はさらっと語られるだけ)のと、キングスマン勢への感情移入の度合いが異なりそうです。

また、前作で活躍したロキシーや、見せ場の無かった円卓の仲間達が中盤でサクッと全滅してしまうのは、らしいと言うか勿体無いと言うか…。終盤で少年漫画のように援軍として駆けつけるかと思いきや、そんなことはありませんでした(^_^;)その分、マーリンとカントリーロードは最高でしたが。

ともあれ、上記を差し引いても不謹慎なネタで笑えるのであれば、スパイアクション映画としては高レベルで楽しめると思います。前作と合わせてオススメです!
緑色のモナカ

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