久々に観た中川龍太郎監督作品がよかったので、流れで。これはまさに中川監督…!しかも太賀くん(彼は監督のお得意ですか!?静かな雨)系譜を観て来ている人なら納得の(むしろ走りの?)逸品。
もう居ない人の事を想う作品、好き。
薫役の方は初めてお名前見たのですが(小林竜樹さん)、フィルモグラフィを拝見したら結構観ていました。つまりは、自分の好きな作品に出られている感じの方なんだなぁと。
理沙子は黒川芽以さん…?と思いながら観てました(余談ですが彼女はいっつも最初、雛形あきこさんに見える!でも世代が違いすぎる…)太賀くんとも世代が結構違う気がしたので、合ってるのかな…?別のもっと若い役者さん?と思ったのですが、黒川さんで合ってました。
先輩役の松浦祐也さんがめちゃくちゃいい味出してました。
物凄く余談ですが、太賀くんは恋仲というドラマに出ており、その舞台が富山だった事をふと思い出しました。公開時期も合っているので、同じ時期の撮影かも?
あと、坂元裕二脚本の「泣きながらご飯食べた事ある人は生きていけます」を地で行っています…そしてまさに!坂元脚本にも出た太賀くん^^
わからない、という事を、分かろうとする事が好きだ。
他人の本当の気持ちは誰にも分からない。
ふと、彼はもしかして、未来に向けて跳んだのではないかと思った。
漣と同じように。
(構図から思った…崖とグライダー。実体験に基づく監督の願望も入っているかもしれない)
中川龍太郎監督の作品はいつも喪失感を見事に捉えていると思いますが、それ以上に、希望に満ちたラストが素敵です。
気づいたら、本作より後の中川作品はすべて観ていました。
前の作品も観てみようと思います。