ライダー同士の戦いを描いた仮面ライダー龍騎、本編放送中にゴールデンタイムで放送されたスペシャル版。
記録漏れしてたので、後れ馳せながらレビューを。映画のカテゴリーにあったけど、本当はドラマカテゴリーだよね？
本編とは違うパラレルワールドでのライダーバトルで、1時間もない短い時間で主人公の城戸真司がライダーになるところからスタートし独自の結末を迎える謂わば高速ダイジェストながら、龍騎の世界観が濃縮された作品。各キャラクターが異なる設定・シチュエーションで登場するのが巧い。
今でこそマーベル作品のヒットでマルチユニバースの概念が広く一般に受け入れられているが、当時としては珍しかったのではないだろうか。
また、本作は結末をリアルタイムの視聴者の電話投票で決めた(テレゴングというらしい)というのも特徴で、今観るとそのワクワク感が享受出来ないのがちょっと残念。今回のYouTube配信では出演俳優たちのコメンタリー付きで当時放送されなかった結末が公開されたが、一度観た人には嬉しい企画だったのではないか。
駆け足過ぎたけど、いかにも龍騎ワールドといった印象のダークな結末はなかなか好みだった。
