Masato

ジョン・ウィック:チャプター2のMasatoのレビュー・感想・評価

4.3
俺の家返せや!

キアヌリーブスが送るナーメテーター映画の第2弾。

前作はキアヌリーブスの自己投影的作品で、単純明快な復讐劇ながらもどこか感慨深い感覚があって、さらに敵がマフィアのボスのバカ息子という最高の設定だったので本当に傑作でした。

今作は海外で前作以上の評価を受けていて、スケールやアクションも格段に進化しているが、やっぱり前作のほうが面白い。

今回はある出来事により、自分の組織から狙われるというストーリーで、やっぱりナーメテーター感が薄くなってしまったところが前作よりも面白くなかった唯一の点です。
敵がヒーヒー言いながらジョン・ウィックに追い込まれていく様を存分にみたかった。

それ以外は本当に進化している。
本シリーズの特徴の「ガンフー」はさらにキレを増して、舞台設定のアイデアはさらに進化。
ラストの展覧会のシーンは圧巻。

パヤオ並みに引退できないジョン・ウィックが今作では若干ネタキャラみたいになって、無双的キャラも相まってか、もはや格闘術が上手いジョン・メイトリクス。<この手に限る)

色みがかった映像がアクション映画ながら綺麗。
チャドススタエルスキとデビットリーチ(今回は不参加)監督は暗闇の中に光る色彩豊かな映像が好きなのか、前作や今作、10月公開のアトミックブロンドでもそれがみられる。

ジョン・ウィック チャプター3も予定されていて、監督は引き続きチャドスタエルスキ監督で期待マックス。


2019.10.03 2回目
久しぶりに見たら、一回目よりも面白かった。
Masato

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