銀行強盗3人の逃走劇に巻き込まれたジャッキー。
彼らが着いた沼のほとりでは、謎の殺人事件が多発していた。
程なく、警察に追い詰められる強盗犯とジャッキーたちだったが、そこに恐ろしい怪物が姿を現した。
太古から恐竜が甦るモンスターパニック。
日本で付けられた『超新星』の異名に相応しく、フィルマークスレビューでの評価はおおむね『一等星』な映画監督、マーク・ポロニア監督作品です。
散歩中に犬のウ〇コを踏んでしまっても笑って許せるような心の広い方向けの映画。
約1時間の拷問・我慢大会です。
町内会のおじさんおばさんがボランティアでむりやり駆り出されて、老人ホームで演劇をやらされているのを観ているような感覚のZ級映画と言って良いでしょう。
字幕の誤字脱字も目に付くし、字幕を付ける人も相当やる気が無かったとみえます。
むしろ思い切って、特撮のクオリティの低さを楽しむほか無いだろうと思います。
まずこの映画、全くパニックホラーじゃないです。
ドタバタアニメを実写化した感じ。
パッケージにはデカイティラノサウルスが出ていますが、本編には一切登場しません。
登場するのは、ハリボテの恐竜です。
なんと、着ぐるみとグダグダなCGで表現しています。
おまけに、どうして現代に恐竜がいるのか説明が一切なし。
せめてDNA操作で復活したとか言ってよ。
なお撮影現場の湖は監督の自宅の近所なのか、他のポロニア作品にも頻出する。
カニさんが出てくる映画とか。
とりあえずダイナソーどころかダイソーで売られていても可笑しくない作品だが、金と時間に余裕があるZ級マニアならば、一度観てみるのも良いだろう。