まち

ビジョンのまちのネタバレレビュー・内容・結末

ビジョン(2015年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

娘が警察長官の息子に盗撮で揺すられ、抵抗の末殺してしまう。映画好きの主人公は映画の知識を活かして殺害を隠しきることを決意するはなし。

家族のためなら善悪は無い。という主人公の主張。もともとは盗撮した男が元凶なのに殺人により圧倒的に悪になってしまった家族。鑑賞中何度も「家族を救える道はないのか…ないな…」と自問自答を繰り返してしまうくらいどうにもならない憤りを感じてしまい、一家と警察どちらの側にも立てず俯瞰した立場での鑑賞となりました。
彼らの抱えるジレンマ・隠蔽工作を観客は知っているにも関わらず、警察側と一緒に謎を解く立場にもなる。常に頭を動かす必要がある映画でとてもつかれてしまった…レビューを書く気力がない…
特に青年が生きているルートもあり得るなと思っていたので、遺体を埋めた場所が最後に明かされた時は衝撃でした。

いつ真実がバレるのか、子供たちが真実を言ってしまうのでは!?と何度もハラハラさせられたし、メッセージも受け取れたし、
フィクション・エンタメの1本と理解するならとても楽しめる作品だったと思います。
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