広島カップ

ジュラシック・ワールド 炎の王国の広島カップのレビュー・感想・評価

3.0
ジュラシックシリーズ五作目の本作、恐竜ちゃん達が冒頭から出てくるは出てくるは。
野良猫や雀のように出てきます(我が家は東京の下町なもので野良猫ちゃん達もまだ近所に多い)。
なのでリアル恐竜達にはもはや希少感は無く、彼等の登場によって画面に惹き付けられることはもう殆どありませんでした。

本シリーズの肝はやはりDNAによって恐竜を現代に蘇らせるという基本的な所に還るんだなあと、本作を観ていて改めて思いました。
一作目のインパクトが大きかったのはリアル恐竜の登場もありましたが、そのアイデアの重さに拠るところが大きいのだと思います。
二作目はスピルバーグのサービス精神、三作目とワールドと名前を変えてからの作品は手を変え品を変え恐竜ちゃん達の物量作戦の様相を帯びています。

本作で感心したのが恐竜島の火山が噴火して人間も恐竜も一緒に同じ方向に向かって逃げるシーン。
やはりマザーアースです。
地球環境の前には生き物達は等しく同じ規律(生命保存)に従うことを端的に観せてきます。
ある意味で "life finds a way" のシーンでした。
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