このレビューはネタバレを含みます
大友監督のこの映画に関するお話を、日学祭で聞いたのもあり、絶対映画館で！と思っていた映画でした！
ようやく見に行けた！
まず、予告編でのネタバレがすごい……。
西野(野村周平)の場面は、予告編に入れないで欲しかった……。
初めに吐いて登場するシーンから、｢この人、屋上から落とされる人だ｣って思ってしまった。
問題のその落とされるシーンも、｢どうして、そんなにのけぞってるの？｣という感情で、映画に集中出来なかった。
カーチェイス？とか、カエル男がどこにいるのか探すシーンとか、｢まさか扉の裏とかはないよね｣｢あるよ｣のシーンとかは、
体に力が入って、ドキドキした。
居酒屋、ファミレスの場面も。
ホラー映画とかに使われる、自分が体験してるかのような登場人物の視点のと、防犯カメラの視点のと。
前半はテンポも良く、殺害シーンも無理にグロテスクすぎなく、見やすかった。好き。
ただ、テンポがよすぎて、物足りない感じもした。
それぞれの被害者の罪についてはもちろん、沢村の家族、カエル男の家族についての、エピソードが足りなくて、
感情移入できなかった。
映画の２時間におさめるためには、仕方ないのだろうけど……。
連続ドラマだったら、もっと楽しめたのかも。
原作、読みます。
後半の沢村がずっとパズルやって、食べ物食べて、、というだけでも、見ごたえがあり、ドキドキした。
小栗旬、かっこいい！
大森南朋も、松重豊もかっこいい！
終わり方、それでいいのでしょうか……
｢怒り｣の米兵に関するイメージ操作を、大学でやったばかりなので、
尚更｢大丈夫？｣と思ってしまった。
｢親を殺されたり、殺されそうになったりした子供＝将来、猟奇殺人を犯す｣？
｢日光アレルギー＝殺人犯｣？
沢村はしょうたがそうならないように、これから家族に愛を与え続けなければならない、、というメッセージなのかな。
西野が死ぬ直前のファミレスでの沢村の｢今度婚約者に会わせろよ｣というセリフであったり、
日光アレルギーだということに沢村が気づく、海老のアレルギーの人が店員に滅茶苦茶キレる場面であったり、
次に起こることの予感、主人公への謎解きのヒントが少し唐突で、あとで付け足したのが見え見えだった。無理矢理感
あと、ほかの方のレビューにもあるように、もっと主人公が、頭よければ、もっと面白い。
てっきり、敵が日光アレルギーであることを、利用するのかと思った。
カエル男、妻夫木聡は、いつもと声や体つきを変えたり、猟奇殺人犯らしくて怖かった。
ただ、もともとが特徴的な声と喋り方とであるから、所々ですっと出てくるときに、
すぐに分かってしまった……。
これが、映像の欠点なのか、と少し残念に思った。
すごい書きたいままに、自分勝手に書きましたが、好きでした。
また見ます。
幹絵と早苗、佳代と遥のスピンオフが見たい。
メモ📝
なかなか大きいスクリーンでしたが、
21時台のレイトショーというのもあり、動員は15ほど？。1日を通して、この時間しかやっていない。
カップルが多い。
20代がほとんど。男女比率は半々。2.3人、50代くらいのサラリーマンもいました。
トレーラー時刻以降には、誰も劇場に入ってこなかった。早い。
エンドロール？で帰る人が多く、
｢せっかくの良い主題歌なのになあ｣って思ってしまった。
｢洗い流す｣という表現がピッタリな、曲でした。
